税理士の戸村涼子さんの著書「会計と決算書がパズルを解くようにわかる本」を読みました。
貸借対照表の貸方は「どこからお金を集めてきたか」を表している。
外部から調達したのなら負債の部へ表示され、内部から調達してきたら純資産の部に表示される。
調達してきたお金を投下したら「資産」か「費用」へ表示される
運用方法が資産なのか、費用なのか
運用して稼いだ利益は
稼いだ利益は内部からの調達ということで純資産の部へ流れていく
経営指標
ROE=自分が集めたお金に対して利益がどれだけ出ているのかを表す指標
(中小企業の平均ROEは10%くらい)
節税について
費用を増やす方法1
=発生主義で未払費用を計上する(現金がでていかない)
費用を増やす方法2
=実際に現金をつかう
投資の視点がないなら税金を払ってお金を残すほうが正しい。
(投資の視点=将来に利益を生みそうかという視点のこと)
具体例
所得1000万円 税率30%の場合
1節税しない
1000万円×30%=300万円→300万円現金が出ていく
2節税する(例:100万円の消耗品を買った場合)
(1000万円ー100万円)×30%=270万円→消耗品100万円+税金270万円=370万円現金が出ていく
あれ?節税したほうがお金が減っている・・・・
そのお金の使い方が投資活動でないならいわゆる”節税”はしないほうがお金は貯まる。
利益が出たら税金を払うという大原則は絶対である。
管理会計→経営判断