税理士試験の合格はスタートにすぎない?いや、ゴールに決まってるでしょ

税理士試験の合格はスタートにすぎない?いや、ゴールに決まってるでしょ

 

受験生に向けて言う

「合格はスタートに過ぎない」

「合格はあくまで通過点だ」理論が嫌いでした(^^)

「税理士試験合格はゴールじゃないよ。スタートだよ」理論は無視していい

「税理士試験合格はゴールじゃないんだ!」

っていわれるの嫌じゃありませんか?

(筆者は嫌でした)

 

「税理士試験はスタートに過ぎないんだ!」

って言われてもねえ・・・

 

こっちはその合格ができなくて苦しんでいるのに

合格後の話をされても困ります。

 

人間って自分が過去にした苦労を軽く見てしまう傾向があるので

こういうことをいわれたら受験生は無視したほうがいいです。

 

これを真に受けて

「そうか、実務の勉強もしておかないといけないんだ・・・」

とか考えてしまって、実務書に手を出したら確実に遠回りになります。

 

だいたい税理士試験合格をスタートに位置づけたところで

受験生がやるべきことは変わらないでしょう。

 

税理士試験合格を通過点だと考えたからと言って

モチベーションに影響が出るともおもえません。

 

合格した後の自分の心境を語っただけで

受験生にとってはとことん価値のない言葉だと思います。

 

 

言ってる人はどういう気持ちで受験してたのでしょうか?

合格はスタートに過ぎない!と言っている人も間違いなく本試験前は猛烈に勉強してたはずです。

もし税理士試験合格をほんとうにスタートだと考えていたのなら

もっと淡々と勉強してもよさそうなものですが、多分そんな人は1人もいないでしょう。

 

だいたい目の前のことに集中できないひとが

税理士試験に合格できると思いません。

 

甲子園のグラウンドに立って、

「ドラフト何位で指名されるかなあ」

とか考えてる人が試合に勝てるとは到底思えません。

 

同じように、

税理士試験という勝負をしているのに

「実務ではどう扱うんだろう」

といってテキストを読まず実務書を読んでる人が合格できるとも思えません。

 

もっともらしいことを言っているように感じますが

アドバイスでもなんでもありません。

 

ただの合格者のポジショントークです。

無視するに限ります。

 

 

人間は区切りがないと頑張れない

ところで世界遺産「万里の長城」は約2万kmあるそうですが

スタート地点からゴール地点まで1直線に作っていったわけではありません。

 

1kmくらいの距離を両端から2組でつくりはじめていき、

中間地点で2組が合流したら完成、という方式で作られました。

(そしてまたべつの場所でこれを繰り返す)

 

1直線に2万kmも作ろうとしたら絶対に途中で挫折していたでしょう。

 

「合格は通過点だ」という人は

1km完成しても「まだまだ」

10km完成しても「まだまだ」

といって頑張るのでしょうか。

 

多分むりでしょう。

これで終わりだ!という区切りがないと人は頑張れません。

 

税理士試験合格はまちがいなくひとつの区切りです。

合格後のことは一切考えずに

合格することだけを考えましょう。

 

まとめ:税理士試験合格は間違いなくゴール

税理士試験合格は間違いなくゴールです。

ゴールした人だけが

「あ、全然ゴールじゃなかった」

と思えるだけです。

 

税理士試験合格はスタートに過ぎなかった!という思いは

合格者が自分で感じるものであり、

決して受験生に向けて言うべき言葉ではないと思います。

 

すべての物事に乗り越えるべきステップがあり

どれひとつとして飛ばせるものはありません。

 

掛け算ができないうちに因数分解のことを考えても意味がないでしょう。

それとおなじで、税理士試験に受かってないのに合格後のことを考えても無意味です。

 

合格を通過点だと考えても何の意味もないです。

受験生は税理士試験合格だけを目指してがんばりましょう。

 

編集後記

近所のスーパーでザバスミルクプロテインが売られるようになりました。

 

 

1日1新

イケハヤさんのブログ

 

 

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